今回は富士フイルムX-T5の写ルンです計画の第二弾になります。
色々と試行錯誤をしていますので、かなり需要は少ないと思いますが笑、参考になれば嬉しいです。
前回からの変更点
使用レンズ
前回のX-T5「写ルンです」計画から今回はレンズを変更しています。
使用しているレンズは「七工匠 7Artisans 18mm F6.3 II」。
非常に薄型のボディキャップレンズを使っています。
レンズの見た目が「写ルンです」っぽくなりました。
また、今回使用したレンズでは前回より画角がより広くなっており、七工匠 7Artisans 18mm F6.3 II は35mm換算で27mmとなります。
「写ルンです」の画角が32mmなので、本家の写ルンですよりもやや広角になります。
使用ストロボ
今回使用したストロボは富士フイルム純正のEF-X8です。
純正の強みはカメラと連動して自動でストロボの明るさを調整してくれる点です。
カメラ設定
七工匠 7Artisans 18mm F6.3 II はF値が固定のレンズのためF6.3になります。
その他の設定ですが、ISOを800に固定してシャッタースピードはオートの設定にしました。
シャッタースピードをオートにすることで日中の明るい被写体にも対応が可能になるようにしています。
カメラの設定でシャッタースピードの下限値を設定すればある程度のスピードを確保でき、ブレも抑えられると考えたのですが、シャッタースピードの下限値を設定できるのはISOオートの時のみのようでした。
そこで、ISOをオートにして、ISO基準値を800、上限値を800(実質ISOを800固定)、シャッタースピードの下限を1/60秒で設定してみたのですがこちらもうまくワークしないようで、シャッタースピードが自動で1/60秒より下回る結果となりました。
その結果、先ほども書いたように「ISO800」の「シャッタースピードオート」という結論に辿り着きました。
その他のカメラの設定ですが、
ダイナミックレンジを広く確保したいので400%としています(このダイナミックレンズを400%にするためにISOを800まで上げています)。
なお、フィルムシミュレーションはクラシックネガ、グレイン・エフェクトは強度を「弱」、粒度を「小」としています。
X-T5写ルンですVer.2の作例
ここからは実際に撮影した写真を紹介します。
撮影後の現像はCapture Oneを使用しています。
主な調整は露出とカーブでのコントラストのアップ、シャドウ部分に緑を加え、粒子の追加です。
今回のカメラとレンズの組み合わせだと全体的に周辺減光がありました。
またレンズの解像感は低いので、それがチープ感というか写ルンですのようなレトロ感を出すのに一役買ってくれているように思います。
▲フレアが盛大に入っています。
ほとんどストロボを使わずに撮影しました。
ストロボの出番はほぼないので付けておかなくてもいいのですが、写るんです独特のフラッシュ感を演出するのにはあった方がいいかもしれないですね。
まとめ
今回は富士フイルム・X-T5の写ルンです計画の第二弾を紹介しました。
基本的に今回の設定が今時点での完成形かなと思っています。
たまには雰囲気を変えて撮影したいという方は是非試してみて下さい。
この記事が参考になれば嬉しいです。