購入前に知っておきたいマイクロフォーサーズのメリット・デメリットとは??

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こんにちはSohouです。

僕は今まで、aps-cの一眼レフカメラ、マイクロフォーサーズ・フルサイズのミラーレスカメラを使ってきました。

いろいろ迷った結果、いろいろなカメラを使うことになりました。

最初はどのカメラがいいのか全然分からなくてとても迷いました。

それぞれのカメラにメリット・デメリットがあります。

今回はマイクロフォーサーズのメリットとデメリットについて紹介したいと思います。

これからカメラを買いたいと思っている方は参考にどうぞ。

目次

マイクロフォーサーズのメリット

小型・軽量

マイクロフォーサーズのメリットの中で僕が一番だと思っているのは、小型・軽量であるという点です。
ミラーレスカメラは名前の通り、カメラ本体にレンズからの光を反射させるミラーがないので、その分小型軽量化が可能になっています。

ざっくりとミラーレスと一眼レフの違いを図で描いてみました。

一眼レフにはミラーと光を反射させるプリズムがあるのでサイズが大きくなってしまいます。

重要な点として、ミラーレスカメラであればマイクロフォーサーズもフルサイズもそれほどカメラボディの重さには差がありません。

大きさはマイクロフォーサーズの方が一回り小さいですが、aps-cと比べるとほとんど差はありません。

では、マイクロフォーサーズのメリットは何かと言うと、レンズがコンパクトかつ軽量であるということです。

マイクロフォーサーズはイメージセンサーが小さい分、レンズの小型軽量化が可能になっています。

フルサイズの場合だとレンズの小型軽量化には限度があり、ある程度より小さくすることは難しいです。

特にこのメリットが顕著なのが望遠レンズです。

フルサイズの場合は1kg以上の望遠レンズがマイクロフォーサーズだと1kg以下だったりします。

旅行などなるべく荷物を少なくしたい時にもマイクロフォーサーズだと軽くすみます。

レンズが安い

レンズが小型軽量ということに加えて、マイクロフォーサーズのレンズは比較的安くなっています。

F2.8通しのズームレンズだとフルサイズの場合数十万円はしますが、マイクロフォーサーズの場合だと十数万円で買うことができます(まあそれでもかなり高価ではあるのですが。。。)。

このようにレンズが安いので、色々なレンズを試すことができます。

せっかくのレンズ交換式のカメラなのに「高くてレンズが買えない」といってキットレンズだけを使っているのはもったいないです。

高倍率

マイクロフォーサーズのズームレンズは高倍率のものが多く揃っています。

このためレンズ一本で幅広い画角で利用することができます。

海外旅行などできるだけ荷物を減らしたい場合にも便利です。

オリンパスとパナソニックの共通規格

マイクロフォーサーズはオリンパスとパナソニックの共通の規格です。

ですので、オリンパスのカメラボディでパナソニックのレンズが使えたり、パナソニックのカメラボディでオリンパスのレンズが使えたりします。

被写界深度が深い

マイクロフォーサーズはフルサイズに比べピントの合う範囲(被写界深度)が深いです。

そのため風景写真など広い範囲にピントの合った写真を撮りたい場合、フルサイズよりも絞りを開いていても同等の被写界深度で撮影ができます。

これは暗い室内の風景や、夕日ななどの写真を手持ちで撮影する際にメリットとなります。

水中ハウジングが豊富

このメリットはオリンパスのメリットなのですが、オリンパスには水中ハウジングが豊富にラインナップされています。

そのほかのカメラメーカーで水中撮影をしたいと思っても、純正のハウジングがなかったり、あったとしてもかなり高価だったりします。

水中でもいい写真が撮りたいという人にはオリンパスが おすすめです。

電子ビューファインダー

ミラーレスカメラには電子ビューファインダーを搭載しているものもあります。

電子ビューファインダーのいいところは設定を変更した場合にどの様に映るかということを瞬時に反映してくれるところです。

マイクロフォーサーズのデメリット

AFスピード

オートフォーカス(AF)にはコントラストAFと像面位相差AFがあります。

小型軽量化にはコントラストAFが向いているため、多くのミラーレスカメラではコントラストAFが採用されています。
僕の使用しているOLYMPUS EM5 markIIもコントラストAFが採用されています。

コントラストAFはそのピントを合わせる方法上、位相差AFに比べると若干ピントが合うのに時間がかかってしまうという特徴があります。

このため撮影目的が鳥などの素早く動くものの場合、少し難しいこともあるかもしれません。

また、コントラストAFは明暗差を判断してピントを合わせるため、暗いところではレンズが前後に動いて、ピントを迷うことがあります。

しかし、最近はOLYMPUSのEM-1 markIIのようにミラーレスカメラでも像面位相差AFとコントラストAFの両方を備えているものや、パナソニックの最新機種ではコントラストAFと空間認識AFという新技術を利用してAFの精度と速度の向上が図られています。

画質

センサーサイズの大きさは画質に影響します。
これはどうしようもない事実です。

そのため最新機種のフルサイズとマイクロフォーサーズを比べると、撮像素子が大きいフルサイズがやはり一番画質の点では良いです。

一般的にイメージセンサーが大きい方がダイナミックレンジが広く、色相が豊かであると言われています。

しかし画質はレンズや画像処理センサーなどの影響も受けるのでセンサーが大きければそれだけで画質がいいという風には言えない部分もあります。

電子ビューファインダーのレスポンス

一眼レフカメラの場合、レンズから入ってきた光はミラーによって反射させることで、ファインダーから確認することができるようになっています。

ですので、ファインダーからの映像は普段目で見ているのと同じでタイムラグはありません。

一方、ミラーレスカメラはイメージセンサーで受け取った情報をシグナルとして処理し、電子ビューファインダーに映し出します。

そのためタイムラグが発生する場合があります。

僕のEM-5 markIIは背面モニターに写っている状態で顔を電子ビューファインダーに近づけると自動で電子ビューファインダーに切り替わるのですが、この切り替わるまでの時間が少し遅いなと感じることがあります。

被写界深度

こちらはメリットの部分でも書きましたが被写界深度が深いということはデメリットにもなり得ます。

レンズ交換式のカメラに背景のボケを求める人にはちょっと不満足になることもあるかもしれません。

マイクロフォーサーズではピントの合う範囲(被写界深度)が深いので、フルサイズなどと比較すると同じF値でもボケ具合が変わってきます。

最初に購入するキットレンズでは思ったよりボケないなと感じることがあるかもしれません。

そのような場合はより明るい大口径のレンズを購入することでより背景のボケた写真を撮ることができるようになります。

バッテリーの消耗

ミラーレスカメラは背面のモニターにリアルタイムで映像を写し続けたり、電子ビューファインダーを使用している影響でバッテリーの消耗が早いです。

公式の仕様では、ミラーレス(OLYMPUS)の撮影可能枚数が750枚程度なのに対して、一眼レフ(CANON)の場合1390枚撮影できたりします。

このため長時間の撮影の場合や、寒い季節の撮影時には呼びのバッテリーが必要になってきます。

電子ビューではなく背面の液晶モニターに表示し続けているとさらに電池の消耗は早くなってしまいます。

高感度耐性

イメージセンサーが小さいマイクロフォーサーズ機ではカメラの感度(ISO)を上げるとノイズが多くなり、画像が劣化してしまいます。

夜間や暗い場所での手持ち撮影が多く、ISOを上げなければいけない場合には注意が必要です。

この点に関してはシャッタースピード6.5段分の強力な手ぶれ補正や、明るいレンズを使用することによってカバーすることができる部分でもあります

レンズ交換時にセンサーが汚れやすい

ミラーレスカメラはその構造上、レンズ交換時にセンサーがむき出しになってしまいます。

一眼レフの場合は、センサーの前にミラーがあるのでそこまで汚れやすくはありません。

センサーにホコリなどのゴミが付着してしまうと、写真全てにそのゴミが写り込んでしまって、せっかくの写真が台無しになってしまいます。

ですので、ミラーレスカメラではレンズ交換時により注意が必要です

マイクロフォーサーズが向いている人

-海外旅行などが好きでよく外出する人

-出来るだけコンパクト・軽量なカメラがいいという人

-あまりレンズにお金をかけることができない人

せっかくカメラを持っていても重たいし大きいからといって使わなかったり写真を撮らなかったら意味がありません。
いつでも持ち歩いていろいろ撮りたいという人には軽量・コンパクトなマイクロフォーサーズはおすすめです。

マイクロフォーサーズが向かない人

-画質が最優先でどれだけ機材が重くても大丈夫な人

-レンズに十分なお金を使う余裕がある人

-ポスターのように大きな紙にプリントする人

-背景がボケボケの写真を撮りたい人

今回はマイクロフォーサーズのメリットとデメリットを紹介しました。
カメラを選ぶ際に何を重視するかは自分の撮りたいもの、撮影シーンによって変わってくるものです。

画質のことだけを考えるとやはりフルサイズが一番になってしまうのかなと思います。

ただ、SNSにアップするだけならそこまでの画質が必要ないと思います。

逆にかなり大きなサイズで写真を印刷する場合があるのであれば差が出てしまうかもしれません。

撮ったあとの写真の使い道も想像することが大事ですね。

まあこれは実際に使い始めてみないとわからない部分かとは思いますが……..

何を重視するか、自分の写真の使用目的は何か?をよく考えて楽しいカメラライフを送って下さい!

もしカメラ選びで悩みがあれば相談にのりますので、問い合わせから連絡してくださいね。

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