富士フイルムX-T5ユーザーからみる ソニーα7C2/α7CR【比較とおすすめポイント】

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こんにちはSohouです。

ソニーから新しいフルサイズのミラーレスカメラが発表されました。

今回発表されたのは小型のミラーレス一眼カメラのシリーズであるα7Cの系列です。

α7Cのバージョンアップとしてα7C2、高画素機としてα7CRの2ラインナップとなりました。

今回は富士フイルムのX-T5ユーザーとして、X-T5との比較やおすすめポイントを紹介したいと思います。

目次

α7C2の特徴

有効画素数:3300万画素
BIONZ XR
AIプロセッシングユニット
ISO感度51200
動画4K60p
連写:10コマ/秒
7段の手ぶれ補正
SDスロット×1
バリアングルモニター
重さ:514g
撮影可能枚数:ファインダー使用時: 約530枚、液晶モニター使用時: 約560枚
大きさ:約124.0 x 71.1 x 63.4 mm

α7CRの特徴

有効画素数:6100万画素
BIONZ XR
AIプロセッシングユニット
ISO感度32000
動画4K60p
8コマ/秒
7段の手ぶれ補正
SDスロット×1
バリアングルモニター 
重さ:515g
撮影可能枚数:ファインダー使用時: 約490枚、液晶モニター使用時: 約530枚
大きさ:約124.0 x 71.1 x 63.4 mm

α7C2/α7CRの総評

軽い・小さいは正義

小さい・軽いカメラというのは正義だと思います。

普段から気軽に持ち運ぶことができます。

また、旅行など荷物をコンパクトに軽くしたい場合に特にありがたいです。

フルサイズでここまでコンパクトなカメラを出しているのはライカ(M型)ぐらいでしょうか。

機動力を高めたい方にはピッタリのカメラだと思います。

手ぶれ補正の強化

前モデルのα7Cの手ぶれ補正が5.5段に対して、今回のα7C2/α7CRは7段の手ぶれ補正なので大幅に手ぶれ補正機能が強化されています。

操作性のアップ

α7C2/α7CRはα7Cの時と比べてグリップ前面に操作ダイヤルが新たに付けられました。

これにより操作性が大幅にアップします。

前面にダイヤルが1つ、背面右上にダイヤルが2つ、メニューダイヤルが1つの計4つのダイヤルがあります。

これにそれぞれISO、シャタースピード、絞り、露出補正を割り当てることで各種設定を独立して行うことができ、操作性が良くなります。

AF用にジョイスティックがあればなお良しなのですが、今回は搭載されていません。

コスト面

市場推定価格がα7C2は30万円(税込)、α7CRは45万円(税込)なので価格としてはかなり高めなので、価格部分が一番のネックになるかもしれません。
(2023年9月7日追記)α7C2の予約価格が295,900円(税込)、α7CRの予約価格が404,910円(税込)となっており発表時の市場推定価格よりは少し安いようです。

α7CR と対になるのがα7R5 になると思いますが、2023年8月現在でα7R5が45万円を切る価格なので、大きさ・重さを最重要視しなければα7R5も候補に入ってきます。

α7C2に関してはα7 IVが30万円を切る価格となっていますが、α7C2にはAIプロセッシングユニットが搭載されていたり、手ぶれ補正が7段(α7 IVは5.5段)になっていたりとα7 IVを上回る性能を持ち合わせているのでコストパフォーマンス的にはα7C2の方が良いように感じます。

X-T5との比較

そもそもX-T5はAPS-Cセンサーでα7C2/α7CRはフルサイズのセンサーを搭載しているので、センサーサイズが異なるという大前提がありますが、これらの機種を見比べていきたいと思います。

サイズと重さ

X-T5の重さが557gなのに対してα7C2/α7CRはそれぞれ514g、515gと軽いボディになっています。

また、大きさに関しては、X-T5の129.5mm×91mm×63.8mmに対して、約124.0 x 71.1 x 63.4 mmとなっています。

α7C2/α7CRは全体的に一回りコンパクトなサイズ感ですが、ファインダーがボディ背面から向かって左上についているため高さの部分がよりコンパクトになっています。

α7Cシリーズの最大の魅力はフルサイズながらX-T5よりもコンパクトなサイズ感だと思います。

サイズがコンパクトになっている分機能が落ちるかというとそういうわけでもないところがソニーの凄いところです。

画素数

XT-5が4020万画素に対して、α7C2/α7CRは 3300万画素、6100万画素です。

α7CRは高画素なので、大胆なトリミングを行うこともできそうです。

トリミング前提で考えれば、望遠側を捨てることでレンズの軽量化が可能です。

バッテリーライフ

α7C2/α7CRがファインダー使用時: 約530枚、液晶モニター使用時: 約560枚、ファインダー使用時: 約490枚、液晶モニター使用時: 約530枚となっていますが、X-T5はエコノミーモード時: 約740枚、ノーマルモード時: 約580枚となっており、より多くの撮影が可能です。

バリアングルモニターとチルト式モニター

α7C2/α7CRはバリアングルモニターを採用しており、X-T5はチルト式モニターを採用しています。

個人的にはバリアングルモニターの方が好みです。

デュアルスロット

X-T5はデュアルスロットを搭載しています。

一方、α7C2/α7CRはSDカードのシングルスロットのみになります。

万が一の場合に備えてデュアルスロットは安心です。

動画性能

X-T5は6.2Kの29.97fpsまで撮影することが可能です。

α7C2/α7CRは4K60pまでしか撮影はできません。

カメラの操作性

X-T5はかなり特殊な操作性なので、一概に他のカメラと比較はできないですね。

X-T5は物理ダイヤルの数が多いので、機能の振り分けがしやすいです。

しかし、α7C2/α7CRはグリップ前面にダイヤルが新しくついたので、前モデルに比べて操作性がアップしています。

X-T5とα7C2/α7CRのどちらを選ぶか?

X-T5を考える場合はカメラボディだけでなく、レンズの大きさ、重さも合わせて考慮する必要があります。

カメラボディーだけで考えるとフルサイズながらα7C2/α7CRが軽くてコンパクトです。

しかし、レンズを考慮すると話が複雑になります。

例えば、トラベル用にF4通しの高倍率ズームレンズを選択したと仮定します。

富士フイルムの場合、「XF16-80mmF4 R OIS WR」というレンズがあります(35mm換算24-120mm)。

このレンズの大きさはφ78.3mm x 88.9mmで、重さが440gになります。

一方、SONYの高倍率望遠レンズでは「FE 24-105mm F4 G OSS」があります。

このレンズの大きさは83.4 x 113.3で、重さは663 gになります。

レンズの重さと大きさまで含めると、X-T5とレンズの方が軽くてコンパクトになります。

機動力を重視する場合は、X-T5の方がレンズまで含めて考えた場合に良いのではないかと思います。

ただし、α7CRの高画素を活かして、クロップを前提にもう少し倍率の低いズームレンズを採用したりすることで機動力を上げるといった方法をとることもできます。

センサーの物理的なサイズによるダイナミックレンジやノイズ耐性のゆとりなどがα7C2/α7CRにはあるので、そのような点を重視する場合はα7C2/α7CRが良い選択になります。

また、AFの精度やスピード、被写体認識能力に関してはソニーの方が上手なので、動き物をよくとる場合やAIで認識できる被写体を撮影することが多い場合もα7C2/α7CRを選択した方が幸せになれると思います。

どちらも良いカメラなのは間違いないですがね。。。笑

まとめ

今回はソニーから新発売されたα7C2/α7CRを紹介しました。

かなり完成度の高いコンパクトタイプのフルサイズミラーレス一眼カメラに仕上がっているなと感じました。

私も一度α7CRを使って旅に出てみたいです。

この記事が参考になれば嬉しいです。

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