カメラの世界での小三元とは
カメラの世界には小三元という言葉があります。
小三元はもともと麻雀の役の名前ですが、カメラの世界ではF4通しの広角、標準、望遠レンズのことを表します。
ちなみにF2.8通しのズームレンズの場合は大三元と呼ばれます。

今回はオリンパス・パナソニックのマイクロフォーサーズ機の小三元について紹介したいと思います。
マイクロフォーサーズで小三元を揃える

マイクロフォーサーズの小三元を紹介すると書きましたが、パナソニック(Lumix)では小三元レンズを揃えることはできません。
パナソニックにあるF4.0通しのズームレンズは、広角ズームレンズの7-14mm F4.0の一本のみになります。

一方、オリンパス(OM System)には広角ズームレンズの8-25mm F4.0、標準ズームレンズの12-45mm F4.0、望遠ズームレンズの40-150mm F4.0、高倍率ズームレンズの12-100mm F4.0と揃っています。




パナソニックにはF2.8-4.0というレンズが存在
パナソニックには大三元と小三元の間のレンズが広角ズームと標準ズーム、望遠ズームにあります。
12-60mm F2.8-4.0という標準レンズ、8-18mm F2.8-4.0という広角ズームレンズ、50-200mm F2.8-4.0の望遠ズームです。



この8-18mm F2.8-4.0の広角レンズは広角側でF2.8で使用できることと、レンズが出っ張っていないのでねじ込み式のフィルターを使うことができるという点が優れています!
次に小三元に近いレンズの組み合わせを紹介します。
オプション1(オリンパス統一)
オリンパスで統一することでF4.0通しで広角から望遠までをカバーすることができます。
8-25mm F4.0 + 12-45mm F4.0 + 40-150mm F4.0



オプション2(オリンパス・高倍率ズーム採用)
オリンパスの小三元の亜型になります。
標準域を高倍率ズームレンズの12-100mm F4.0にすることで、汎用性が高まると思います。
8-25 mm 4.0 + 12-100mm F4.0 + 40-150mm F4.0



トータルとしてはオプション1よりもレンズがかさばりますが、12-100mm(35mm換算:24-200mm)のレンジは非常に使い勝手が良いので、この一本で済むというシーンも多くあると思います。
オプション3(F2.8-4.0レンズ採用)
もう一つは大三元と小三元の間の選択肢である、パナソニックのF2.8-F4.0レンズで統一してしまうパターンです。
7-14mm F4.0 + 12-100mm F4.0 + 100-300mm F4.0-5.6



望遠域が35mm換算400mmまで撮影可能な点が魅力的ですね。
まとめ
今回はマイクロフォーサーズの小三元レンズを紹介しました。
マイクロフォーサーズならではの高倍率ズームレンズやF2.8-4.0のレンズなどもあり、他のメーカーと比べても面白いラインナップですので撮影スタイルに合わせてレンズを選んでみて下さいね
マイクロフォーサーズのレンズは色々特徴があって面白いですね!!
この記事が参考になれば嬉しいです。