こんにちはSohouです。
Capture One(C1)のiPad版アプリがついにリリースされました。
今回はiPad版アプリを早速使ってみましたので、使い勝手などをレビューしたいと思います。
結論としてはまだまだ未成熟で今後に期待という感じでした。
※記事執筆時点のCapture One for iPadはVer.1.0.0になります。
Capture One for iPadの使い方
インターフェースと操作方法
写真の管理画面は非常にシンプルです。
Appleの「写真」アプリ、「ファイル」アプリの他、外付けHDD・SSD、SDカードなどからもインポートすることができます。
写真をインポートするとこのような形になります。
▲写真を選択した際の画面
レーティング、スタイル・プリセット、回転・キーストーン、基本補正、シャープ・ノイズ除去が項目としてあります。
項目を選択すると右側にコントローラーが出てきます。
こちらを回転させることで値を調整していきます。
左手で項目を選択し、右手で値を調整できるので直感的に操作することができます。
ちなみにこちらは左右逆転させることも可能です(右に項目、左にコントローラー)。
Apple pencilなどがなくても操作しやすいのは良い点だと思います。
上の写真編集画面でiPadの画面を長押しすることで編集前の写真を表示させることができます。
デスクトップ版Capture Oneへの画像転送方法
つづいてiPad版のCapture Oneからデスクトップ版のCapture Oneへ写真を転送するためにはアルバムを作成する必要があります。
▲アルバム横の+ボタンから新規のアルバムを作成することができます。
▲アルバムに転送したい写真を入れた後、アルバム名の横の「・・・」ボタンを押し、「クラウドに追加する」を選択することでクラウドへ写真をアップロードすることができます。
ここからはPC側での操作になります。
まずはツールバーをカスタマイズします。
ツールが表示されている場所で右クリックでツールバーをカスタマイズすることができます。
ツールバーのカスタマイズの中からクラウド転送をツールバーに組み込みます。
クラウド転送をクリックすると、クラウドアルバムと保存先を選択することができます。
このようにPC側に転送することができます。
Capture One for iPadの良い点
左右に操作部分があるため指での操作性が良いです。
iPadならではの操作性はよく考えられているなと感じました。
iPadでの写真セレクトができるので外出先で写真セレクトをおこなってしまって、編集は自宅といった使い方も可能です。
Capture One for iPadのイマイチな点
現在のところ正直まだイマイチな点が多い印象です。
・編集可能項目が少ない
デスクトップ版と比較すると編集可能な項目が少なくなっています。
一例としてカーブ調整、階調フィルターなどが使用できません。
また、RAW画像に関してはカメラプリセットなどの選択画面もありません。
・デスクトップ版サブスクリプションユーザーでもサブスクリプション形式
iPad版のCapture Oneはサブスクリプション形式を採用しています。
これはデスクトップ版のサブスクリプション版ユーザーに関しても同様です。
価格は月額600円になっています。
クラウドに画像をアップロードするため、クラウドサーバーを使用する影響もあるのでしょうがないのでしょうが、サブスクリプションユーザーはiPad版を無料で使用させてもらいたかったです。。。
まとめ
今回はCapture One for iPadのファーストインプレッションを紹介しました。
正直なところ、まだまだデスクトップ版と比べて機能が制限されていますが、Ver.1.0.0なので今後のアップデートに期待です。
現状の使い方としては、外出先でiPadに写真を取り込んでセレクトして後ほどPCで現像といった感じでしょうか。
RAWで撮影した場合はiPad本体のストレージ容量も問題になってきそうです。
今後のアップデートで機能が追加されていくのが楽しみです。
この記事が参考になれば嬉しいです。