可逆圧縮と非可逆圧縮の違いと特徴

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

画像データはそのまま保存するととても大きなファイルサイズ (容量)になるのですぐにメモリーカードの容量がいっぱいになってしまいます。

そこでファイルサイズを小さくすることでよりたくさんの写真を撮れるようにしています。

このファイルサイズを縮めることを圧縮と言います。

反対に圧縮したファイルを元の状態に戻すことを展開や解凍と言います。

デジタルカメラの画像の圧縮形式としては主にJPEGとRAWがあります。

これらは圧縮方法が異なっており、それぞれJPEGが非可逆圧縮とRAWが可逆圧縮という圧縮をしています。

これらの圧縮方法はどのように違うのでしょうか?

非可逆圧縮

デジタルデータは数字 (0と1)の羅列で構成されています。

非可逆圧縮は圧縮する時に品質をなるべく損なわない程度に情報を間引き (データを欠損)することで大幅にファイルサイズを小さくすることが可能です。

この圧縮方法の良い点はファイルサイズをかなり小さくすることができる点です。

しかしファイルの情報が実際になくなってしまうので、展開した場合に完全に元の状態に戻すことができません。

情報を間引きする方法としては例えば複雑な計算式や除算を用いて求めた結果の数値を数値で丸めることで情報を減らしたりしています。

表計算ソフトのエクセルで例えると、あるエクセル関数 (AverageやSUM)で計算した計算式なのかその値なのかという感じです。

つまり展開しても丸め込まれた小数点以下は失われているため元には戻りません。

可逆圧縮

可逆圧縮は圧縮して元に戻す作業を行っても、データの欠損が怒らない圧縮方法です。

パソコンでよく使用されている「ZIP」形式も可逆圧縮です。

可逆圧縮はデータ欠損がない代わりに圧縮しても不可逆圧縮ほどファイルサイズは小さくなりません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次