こんにちはSohouです。
この記事では三脚の使い方と三脚を使えばどういったものが撮影できるのかについて説明します。
家電量販店に行けばカメラと共に様々な三脚も置いてますよね。
三脚はかさばるし、重いので、カメラは持っていても三脚は持っていないという方も結構多いんじゃないでしょうか?
私もカメラを始めたばかりの頃は三脚なんて重いしいらんやろ!と思っていました。
特に最近のカメラは手ブレ補正の性能もかなり向上しています。
しかし、三脚があれば写真の表現をさらに広げることができます。
今回はどのようなシーンで三脚が必要になるのかといったことを紹介したいと思います。
三脚の導入を検討している人、三脚を使えばどんな写真が撮れるのか知りたい人の参考になれば嬉しいです。
三脚を使えば何が撮影できるのか?
まずは三脚を使えばどういった写真が撮れるのか?という点を説明します。
三脚のそもそもの目的は手ブレを防ぐことです。
どういった場合に手ブレが発生するかというと、シャッタースピードが遅くなった場合です。
シャッタースピードが遅くなるのは、以下のようなシーンです。
- 夜景・夕景
- 室内
- 絞りを絞った時
- 表現としてシャッタースピードを遅くする時
- フィルターを使用した場合
このような写真を撮る時には三脚が必要になります。
ここからは実例を紹介します。
夜景・夕景
▲こちらは六本木ヒルズの展望台からの夜景写真です。
この写真ではシャッタースピードを1.6秒としているため、手持ちの撮影であれば手ブレを起こしてしまいます。
こういった感じの写真を撮る際にはカメラがブレないように三脚に設置する必要があります。
この写真ではなるべく広い範囲にピントが合うように絞りを少し絞って(f9)、ノイズを低減させるためISOもなるべく低くしています。
シャッタースピード・ISO・絞りの関係については別記事を参考にしてください。
室内
室内も外と比べて暗くなる場合が多く、シャッタースピードを遅くする必要があります。
絞りを絞った時
風景写真など、写真内の広い範囲にピントを合わせたい場合には絞りを絞る必要があります。
絞りを絞るとレンズを通して入ってくる光の量が減ってしまうため、ISO感度を上げない限りシャッタースピードが遅くなってしまいます。
上の写真も絞りをf9まであげてピントの合う範囲を広げるように意識して撮影しました。
表現としてシャッタースピードを遅くする時
川や滝のような水の流れを表現したいときや、車が走っている様子などを表現したい場合には意図的にシャッタースピードを遅くすることがあります。
▲この写真は観光地として有名な貴船神社で、この日もかなり多くの方が参拝されていました。
そういった多くの人を消すためにNDフィルターを使用して、あえてシャッタースピードを落としました。
▲こちらは風に揺れるネモフィラを表現したかったため、あえてシャッタースピードを遅くして風によって写真がぶれるように狙っています。
このように被写体だけがぶれてそのほかはブラさないようにするためには三脚が必要になってきます。
フィルターを使用した場合
風景撮影などでPLフィルターなどを使った場合、フィルターにより全体的に光量が低下します。
そのためフィルターがない場合よりもシャッタースピードを遅くする必要があります。
▲こちらの写真はPLフィルターとNDフィルターを使用しています。
長時間シャッターを開くことで波がなめらかになるように表現しています。
まずはミニ三脚から始めるのもおすすめ
いきなり大きな三脚を買うのは使うかどうかもわからないし、と思う方にはミニ三脚がお勧めです。
ミニ三脚ならそれほど重くもなく、かさばらないので旅行などにも持っていきやすいです。
実際私も普通の三脚よりミニ三脚の方が使用頻度が高く、上で紹介したこの写真などはミニ三脚をつかって撮影しています。
ミニ三脚のおすすめは以下の記事で紹介しているのでそちらも参考にしてみて下さい。
まとめ
今回は三脚の必要場面についてご紹介しました。
最近のカメラは手ぶれ補正が強力で、三脚はなくてもいいと考える方もいるかと思いますが、やはり三脚を使ってしか撮影できない写真があるのも事実です。
ちなみに三脚のおすすめと選び方は別記事にて書いていますのでそちらも参考にしてみて下さい。
ミニ三脚だけでも表現の幅が大きく広がるので是非チャレンジしてみて下さい。
この記事が参考になれば嬉しいです。