こんにちはSohouです。
今回は京都の祇園にある建仁寺を紹介します。
京都最古の禅寺として知られる建仁寺ですが、歴史的にもアート的にもとても見どころが多いお寺です。
建仁寺は臨済宗建仁寺派の大本山であり、宋で禅を学んだ栄西が、建仁2年(1202)、中国の百丈山を模して建立しました。
建仁寺は、京都の祇園エリアに位置し、アクセスの良さも魅力の一つです。
京阪電車の祇園四条駅や阪急電車の河原町駅から徒歩数分の距離にあり、京都を訪れた際には気軽に立ち寄ることができます。また、周辺には祇園の風情ある町並みや八坂神社、安井金毘羅宮、六波羅蜜寺などの名所も多く、1日を通じて京都の歴史と文化を堪能できるエリアです。
風神雷神図屏風
建仁寺を訪れた際に、見逃せないのが俵屋宗達の風神雷神図屏風です。
俵屋宗達は江戸時代初期の絵師で、この屏風絵は彼の代表作として知られています。
現在、オリジナルは京都国立博物館に寄託されており、建仁寺では高精細な複製画が展示されていますが、その迫力と美しさは複製画も同じです。
▲○△□乃庭
名前の通り三角、丸、四角などの幾何学模様が配置されています。
単純な三つの図形は宇宙の根源的形態を示し、禅宗の四大思想(地水火風)を、地(□)水(○)火(△)で象徴したものとも言われています。
双竜図
建仁寺のもう一つの見どころは、双竜図です。
法堂の天井いっぱいに阿吽の口をした2匹の龍が描かれています。
仏法守護として、また水の神として仏法の教えの雨(法雨)を降らせるたとえから、禅宗の法堂に描かれることが多いようですが、建仁寺には描かれていませんでした。
建仁寺創建800年を記念して2002年に小泉淳作氏により完成しました。
小泉淳作氏の龍図は鎌倉の建長寺にもあります。
まとめ
今回は京都最古の禅寺、建仁寺を紹介しました。
風神雷神図屏風や双竜図、独特な庭園デザインなど、見どころが満載のお寺です。
祇園の中心に位置し、アクセスも良好なので、観光のついでに気軽に立ち寄ることができます。建仁寺周辺には八坂神社、安井金毘羅宮、六波羅蜜寺などの観光スポットもあるため、京都の歴史や文化に触れる一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。