奈良の夜をフォト散歩 春日大社の中元万燈籠へ

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8月、夜の奈良に行きました。
目的は、お盆の時期に春日大社で行われる行事「中元万燈籠(ちゅうげんまんとうろう)」です。

参道から本殿の回廊へ、境内に灯る燈籠の光をたどりながら歩きました。

灯りが並ぶ夜の春日大社の参道
目次

お盆の夜に灯る3,000基の燈籠

中元万燈籠は、毎年8月14日と15日に行われる春日大社の行事です。
境内にある約3,000基の燈籠すべてに火がともされ、人々の願いが届くよう祈りが捧げられます。
8月14日の夜に参道へ入ると、石燈籠の灯りが奥へと続いていました。

夜の春日大社の門と参拝する人々

境内の燈籠は、参道に並ぶ石燈籠が約2,000基、建物に吊り下げられた釣燈籠が約1,000基あります。
これらは一度に揃えられたものではなく、平安時代の終わりごろから今日まで、長い年月をかけて奉納されてきたものです。
春日大社「8月の行事」

釣燈籠が連なる朱色の回廊

朱色の建物と回廊に並ぶ釣燈籠

本殿を囲む回廊に入ると、軒下に釣燈籠がずらりと連なっていました。
朱色の柱や梁に、吊り下げられた燈籠の灯りが映えます。

回廊の奥へ続く燈籠
軒下に連なる釣燈籠

春日大社の燈籠には、昔は毎晩火がともされていたそうです。
特別な日に見るこの景色も、かつては日々の夜の風景につながっていたんですね。
春日大社について「三千基の燈籠」

燈籠に残る文字と細工

文字や透かし模様が浮かぶ釣燈籠

燈籠に近づいて観察すると、形や透かし模様が一つひとつ異なっています。

家内安全の文字が入った燈籠

たとえば、写真の燈籠には「家内安全」の文字が入っています。
春日大社の燈籠は、家族の無事や商売の繁盛などを願って寄進されてきました。
奉納した人々も、貴族や武士に限らず、一般の町人まで幅広い層にわたっています。

遠くから光の連なりを眺めるだけでなく、個々の燈籠に残る文字や細工を確かめるのも、この場所を歩く面白さの一つです。

回廊の角に並ぶ釣燈籠

参道にも続く灯り

夜の門と灯り

回廊の写真に続いて、参道で撮った写真も紹介します。
灯りが並ぶ景色のほか、人物の絵が描かれた燈籠も写真に残しました。

参道に並ぶ灯り
人物の絵が描かれた燈籠

撮影機材

今回の撮影では、ソニーのα7C IIとズームレンズ「FE 24-50mm F2.8 G」を使用しました。

掲載写真の焦点距離は27〜50mmです。
回廊の全景から燈籠の細部まで、同じレンズで撮った写真をまとめました。

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F2.8通しの明るいレンズではありましたが、灯籠の光自体もそれほど明るいものでもないのでかなりISOはあげて撮影しました。

夏の夜の春日大社を歩いて

春日大社の中元万燈籠の看板

中元万燈籠を目当てに訪れた、夏の奈良。
今回は、夜の春日大社で撮った12枚を紹介しました。

燈籠が並ぶ景色と、一つずつに残る文字や細工。
写真とあわせて、その背景も少し知ってもらえたらうれしいです。

なお、行事の開催日程や参拝案内については、訪れる時期に合わせて春日大社公式サイトをご確認ください。

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