ソニーのフルサイズミラーレスカメラを最近購入しました。
フルサイズのミラーレスを使ってみると、今まで使っていたオリンパスのマイクロフォーサーズとの違いがかなりありました。
ちなみにオリンパスも現役です。
今回は旅行に持っていくならという視点でフルサイズとマイクロフォーサーズの2つのカメラを比較してみたいと思います。
使用カメラとレンズ
僕の使っているカメラとレンズです。
オリンパス
オリンパスの方はE-M5 markIIを使っています。
一番使用頻度が高いレンズは12-40mm F2.8の標準ズームレンズです(他に望遠ズーム、マクロレンズも持っています)。
ソニー

ソニーのミラーレスカメラはα7R2を使っています。
使用しているレンズは24-70mm F4の標準レンズです。
F2.8のレンズ(24-70mm F2.8)も考えたのですが、重さも大きさも一気に上がってしまうのでやめました(重さは24-70mm F4の約2倍です)。
フルサイズとマイクロフォーサーズの比較
サイズ感

まずサイズからしてかなりの差があります。
ミラーレスで軽量・コンパクトになりましたが、フルサイズはマイクロフォーサーズよりも一回り大きいですね。
正直、最初に並べたときにはこんなに違うのかと思いました!
フルサイズではカメラボディだけでなくレンズも大きくなります。
重さ
オリンパスのem5 markIIのボディの重さは469gで、12-40mm F2.8レンズの重さが382gです。
ソニーのα7R2のボディー本体の重さが625g、24-70mm F4レンズの重さが426gです。
オリンパスのほうがトータルで851g、ソニーのほうがトータルで1051gです。
オリンパスのほうが200gほど軽いですね。
暗所ではオリンパスのほうが強い?
僕の使っているオリンパスのレンズは開放絞りが2.8で、ソニーの方は4.0です。
絞り1段分の差があります。
同じISOで撮影するならオリンパスのほうがシャッタースピードを1段あげられることになるので手ブレを起こしにくいということになります。
また、オリンパス、ソニー共にボディー内手ぶれ補正を搭載しているのですが、オリンパスの方はシャッタースピード5段分の手ぶれ補正、ソニーの方はシャッタースピード4.5段分の手ぶれ補正と0.5段の差があります。
この両方を考えるとかなり手ぶれ補正に差が見られます。
フルサイズの優位点
画質
ここまでマイクロフォーサーズの方の優位さが目立ちますが、フルサイズのミラーレスカメラにももちろん優位な点があります。
それは画質面での優位さです。
一般的にセンサーサイズが大きい方が画質がいいと言われています。
センサーサイズが大きいとダイナミックレンジが広くなり、明暗差の激しい場合でも黒つぶれしたり、白飛びしにくくなります。
しかし、ISO感度をあげてしまうとダイナミックレンジが狭くなってしまうので、日中の明るい場面や三脚を使用した場合などにはメリットになります。
ボケが大きい
フルサイズとマイクロフォーサーズでは絞り2段分のボケの差があると言われています。
フルサイズのF4はマイクロフォーサーズでいうところのF2.0と同じということになるのでマイクロフォーサーズよりもより背景のボケた写真を撮影することができます。
三脚を使用すれば手ブレなどの差がなくなり、ISOも低感度でいけるのでダイナミックレンジも広く保つことができます。
荷物は重くなってしまいますが。。。
F1.4や2.8の単焦点レンズなんかを使う場合にはその圧倒的な明るさとボケ味でフルサイズのメリットを得られると思います。
旅行好きにはマイクロフォーサーズがおすすめ!
旅行好きにはマイクロフォーサーズがおすすめです。
三脚を使わない
F2.8よりも大口径のレンズを使わない
ポスターサイズにプリントしない
このような人であれば、フルサイズよりもマイクロフォーサーズの方が軽いし、いいんじゃないかと思います。
僕は旅行、特に海外旅行なんかにはマイクロフォーサーズで行きたいと思います。
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